ライブ配信でリアルタイムな情報を!ほかの動画配信とは何が違うの?

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ライブ配信でリアルタイムな情報を!ほかの動画配信とは何が違うの?

リアルタイムでコンテンツを共有できるライブ配信。他の種類の動画配信との違いや、ライブ配信自体の種類による違いはご存じでしょうか。本記事の後半では、コロナ禍をきっかけにして爆発的に市場が広がったライブ配信において、よくある利用シーンから、導入する際の注意すべきポイントまで詳しくご紹介していきます。ライブ配信の種類を知って、あなたのビジネスにピッタリの方法でのライブ配信導入を検討していきましょう。

ライブ配信とは

ライブ配信とは、Web上のプラットフォームを利用して映像をユーザーに届ける配信方法の1つです。さまざまな種類がある動画配信のうち、リアルタイムでコンテンツを共有する形態のものを指しています。配信主催者とユーザーが双方向で配信することで、映像や音声でのコミュニケーションを図ることも可能です。

配信の内容やクオリティによって大きな反響を得られるため、近年では個人による配信のみならず多くの企業によってライブ配信が活用されるようになりました。アーティストのコンサートやスポーツの中継はもちろん、オンライン商談等BtoBのビジネスシーンなど、多種多様な場面で利用されています。

動画配信の種類

そもそも動画を使った配信には大きく分けて3つの種類があります。まずはライブ配信とその他の配信の違いを理解しておきましょう。用途に合わせて複数の配信方法を組み合わせて使用すれば、あなたのビジネスへより効果的に動画を活用できるかもしれません。それぞれの特徴は以下のとおりです。

ダウンロード

ダウンロード配信では、Web上にアップロードした動画データをユーザーが端末へ保存し、再生します。ダウンロードが完了すれば、ユーザーにとって都合の良いタイミングで動画データを視聴可能に。移動中やオフライン環境などでもスムーズな動画視聴を実現する配信方法です。

ただしすべてのダウンロードが完了してから動画再生が可能となるため、配信開始と同時に動画データが視聴されることはなく、データ量に応じてタイムラグが発生します。またユーザーの端末には、データ保存のための空き容量が必要です。ダウンロード待ち時間や端末の容量不足がネックとなって、視聴をやめてしまうケースもあるかもしれません。

その他ダウンロード配信は、構造上ユーザーによる二次利用や再配布が可能です。SNSなどでも共有しやすくなるため、不特定多数に拡散してもらう目的がある場合は非常に有効な配信方法と言えます。

一方では著作権を侵害されてしまう可能性もあるため、セキュリティ対策が必要です。配信内容をコピーされたり転送されたりするリスクを避けるには、他の配信方法を選ぶ方が良いでしょう。

プログレッシブダウンロード

プログレッシブダウンロード配信では、Web上にアップロードした動画データをユーザーの端末へ保存しながら再生します。配信コストを抑えられるため現在では広く普及している配信方法です。通信速度によっては保存が遅れてスムーズに再生できない場合もありますが、ダウンロードが完了する前に再生が始まるため、ユーザーは比較的少ない待ち時間で動画を視聴できるようになります。

プログレッシブダウンロード配信は、ダウンロード配信と同様にユーザーの端末へデータが保存されます。拡散性がある反面、セキュリティ上のリスクもある配信方法です。

ストリーミング

ストリーミング配信では、ストリーミングサーバー上にアップロードした動画データをユーザーの端末で読み込みながら再生します。ユーザーからの見え方はプログレッシブダウンロード配信と似ていますが、端末の中に動画データは保存されません。そのため、セキュリティ面において他の2つよりも優れている配信方法です。

ストリーミング配信には、ライブ配信(リアルタイム配信)とオンデマンド配信の2種類があります。

ライブ配信(リアルタイム配信)

ライブ配信はまたの名をリアルタイム配信といいます。

この配信方法では、動画をアップロードすると同時にユーザーが端末で動画を再生できるため、タイムラグのない視聴ができます。また生放送で臨場感を演出でき、チャットなどの機能を利用することでユーザーとコミュニケーションを取ることが可能です。事前に撮影しておいた動画を配信して即座にユーザーが見る場合と、撮影内容そのものをリアルタイムで配信する場合があります。

画像や音声を双方向で共有するオンライン会議も、ライブ配信のシステムを利用しています。同じ日時にアクセスできれば離れた所でも双方向のコミュニケーションが取れるため、ビジネスシーンで注目を集めている配信方法です。

メリットの多いライブ配信ですが、再生するタイミングを配信側が設定するため、ユーザーは配信の途中で早送りや巻き戻し、一時停止などの操作ができません。

オンデマンド配信

オンデマンド配信では既に完成してアップロードされている映像を、ストリーミングのシステムで再生します。ユーザーが視聴するタイミングを選べ、視聴している途中での操作も可能です。

定額制コンテンツの配信に利用したり、リアルタイム配信のアーカイブとして利用したりするケースがあります。

企業におけるライブ配信の重要性

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2020年に新型コロナウイルスが大流行し、感染防止対策として3密を避けた行動が推奨されました。そのため参加者同士が接近しなくともコミュニケーションを図れる手段として、ライブ配信は爆発的に需要が高騰。ライブ配信自体は元々2017年頃から成長してきていた市場でしたが、コロナ禍をきっかけに採用する企業が増えたことで、今やその利便性やメリットに多くのユーザーが気づき始めています。遠距離でも参加できるイベントの場として、当たり前の手段になっていると言っても過言ではありません。

このブームはこれから先、コロナ禍が収まったとしても続くことが予想されます。なぜならば、ライブ配信はユーザーにとって実質的な使いやすさや便利さがあるからです。スマホやタブレットで動画を視聴するのが一般的になってきたことからも、動画配信によるビジネスのチャンスは続くのではないでしょうか。また企業にとっても、より効率的な情報発信や顧客データ収集の手段として、継続するメリットは多いと考えられます。

企業におけるライブ配信のニーズと利用シーン

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ライブ配信を活用すると

  • 気軽に参加したい
  • 場所を選ばず参加したい
  • 参加後に再度内容を確認したい

などといったユーザーのニーズに応えられます。
それでは、実際にはどのような場面でライブ配信が利用されているのでしょうか。具体的な利用シーンは以下のとおりです。

商品PR・広報

ライブ配信を利用して自社商品やサービスをPRしたり、顧客との意見交換の場として活用したりできます。企業自体の認知度を高める目的で実施する場合や、新たなファンの獲得のためにライブ配信を利用するケースもあるようです。

ウェビナー配信

商品やサービスの利用方法のレクチャーをしたり、有料で自社のノウハウを配信したりするケースがあります。双方向の会議型にすることで、オンラインワークショップとしての運用も可能です。

社内研修

営業研修や新人オリエンテーションにライブ配信の活用が有効です。双方向の会議型にして、オンラインワークショップとしての運用も行えます。オンデマンド配信を活用することで、受講者であるユーザーは研修内容の振り返りや復習を自主的に行えるようにもなるはずです。

企業説明会

入社を検討しているユーザーに向けてオンラインで企業説明会を行えます。リアルで行う企業説明会よりも参加者のハードルが下がり、企業がより多くのユーザーとコンタクトを取れる方法です。

IR・株主総会

オンラインの株主総会を行えば、参加者全員を収容する大型会場で実施する必要がなく、コストカットにつながります。また遠方の株主にとっては株主総会へ参加しやすくなり、企業への理解が深まるでしょう。

ライブ配信時に気を付けるポイント

目標の配信対象や人数が明確になり、いざライブ配信を導入することが決まったら、次は利用するサービスプラットフォームを決定しなければいけません。現在ライブ配信のプラットフォームは無料・有料ともにさまざまなサービスが存在しています。最適なプラットフォームを選ぶためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

コンテンツセキュリティで大事な情報を守る

ライブ配信のプラットフォームには、クラウド型とオンプレミス型があります。クラウド型のライブ配信の場合、無関係の第三者が動画を視聴できないようにすることで情報漏洩を防ぐことが可能です。さらに強力にセキュリティを守りたければ、システムの開発から保守・運用までを行うオンプレミス型のプラットフォームを検討してみてください。

そのほか動画データをよりしっかりと保護するにはDRM(Digital Rights Management)配信という方法も。DRMは日本語で 「デジタル著作権管理」という意味で、デジタルコンテンツを保護し、不正な利用を防止します。

高画質・高品質を保つデータ速度

動画配信システムには大規模アクセスにも耐えられるようにCDN(Content Delivery Network)を利用している場合があります。

検討しているものがライブ配信の用途にあった画質や品質を保てるサービスかどうか、事前に確認しておきましょう。

コストパフォーマンス

無料の動画配信プラットフォームを使う際は、必要な機能が有料オプションになっていないか確認しておく必要があります。また有料の動画配信プラットフォームは、初期費用と月額費用の合計額で月々の利用料金が決まる場合が多いです。

ライブ配信を導入してさまざまなシーンで活用しましょう!

ライブ配信は用途に合わせて活用の幅が広がっています。時代に合った注目されやすいコンテンツを作成でき、ユーザーにとってより便利なサービスを始められるので、導入することでより大きな反響を得ることができるはずです。

ビジネスにライブ配信を導入する際は、弊社スカイトップへお任せください!企画・提案から映像加工まで、さまざまなニーズに合わせたライブ配信をトータルでサポート致します。「こんなことはできないか」といったご要望にも柔軟に対応しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。